事務局からのお知らせ

『彼の男十字路に身を置かんとす』再々演のお知らせ

コロナ感染拡大で公演を断念した鈴木商店の物語、「彼の男十字路に身を置かんとす」が3年間の苦節を乗り越え再々演が決まりました。日程とお問い合わせ先は下記のとおりです。座席は全席指定、料金は前売り・当日とも4,000円です。

東 京 4月10日(月)~16日(日) シアターサンモール(新宿)
神 戸 4月20日(木)~23日(日) 神戸ポートオアシス(三宮)
お問い合わせ先: J-Stage Navi 03-6672-2421 平日12時~18時

本公演の背景・経緯の詳細につきましては、社友会誌『躍』3月号(No.420)掲載の「双日の歴史を訪ねて 鈴木商店の舞台『彼の男十字路に身を置かんとす』に神戸市が特別支援」をご参照ください。

舞台代表 村田裕子さんからのメッセージ
楽しみに待ち望まれている舞台であることに、関係者一同大変奮い立っております。皆様からのご支援、応援の力を、この舞台へ注ぎ込みます。

本舞台の見どころは、やはり、カッコいい、働く男たちです。本気であるが故の互いへの敵対心、嫉妬、軋轢、そして強い信頼関係です。それは台本にあるセリフの受け応えだけで成立するものではありません。動作、間合い、目線など、言葉だけじゃないところも含めて見えてくる、お互いへの思い、交差する感情の矢印と、また最後には舞台に立つ全員が鈴木商店の一員として、大きく一つにまとまって前へ前へと進む姿をお楽しみください。

鈴木商店を語る上で欠かせないのが、金子直吉が高畑誠一にあてた手紙「天下三分の宣誓書」です。三井、三菱と鈴木で天下を三分しようという内容で、金子の自信と気迫溢れる言葉に、鈴木商店の全社員がまるで魔術にかかったように奮い立ったと語り継がれています。もうひとつの見どころは、金子直吉を演じる山田隼平君が、この宣誓書を「長ゼリ」で挑むところです。「長ゼリ」とは一人で長いセリフを言うことで、抜粋とはいえ驚くほどの分量です。私ならとても覚えられません。ぜひご一緒に、息を止めるほどの緊張感と高揚を体感していただければと思っています。

ぜひ、劇場へいらして下さいませ。