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北海道支部地震被災地視察バスツアーを開催

8月26日のバスツアーは従来の観光地巡りとは趣を変え、昨年の9月6日に発生した北海道胆振東部地震で被災した厚真町の現場被災地の視察と、被災者である語り部のお話を聴くツアーを企画しました。

参加者19名を乗せた大型バスが被災地に近づくにつれ道道(北海道が管理する道路)の両サイドの改修工事には数えきれないほどの大勢の作業員が働いていました。バスは厚真町の 「こぶしの湯あつま」に到着、昼食後、語り部の加藤さんによる講演会を開催しました。加藤さんは厚真町に在住の被災者で小生がNI札幌支店時代の取引先の方で、今回特別にお願いしてお引き受けいただきました。

昨年9月6日の3時過ぎ直下型大地震が同地を襲い37名が死亡しました。また家屋の被災も甚大で仮設住宅に入居したものの、1年経った今もそこを出る見込みも立たない人が多数いるそうです。地震直後、自治会長だった加藤さんは家族の安全を確認してから、家具類が散乱してドアも簡単に開かない家をやっと出て、自分の担当の全戸の安否を確認し、中には家具の下敷きとなり身動き出来なかった人を助けるなど大変だったとのこと。明るくなるにつれ被害の大きさに驚き、外に出る道路4本の内3本が通行止めとなり、救助隊の到着を阻み一時はどうなることかと心配したそうです。 救助隊はピーク時は25,000人にものぼり、自衛隊や全国各地の警察官、市町村職員、ボランティアが救助に駆けつけ、中でも自衛隊の動き、装備、心遣いには多くの被災者が感謝していたそうです。救助犬も被災者捜索に大活躍して大いに貢献しました。

その後バスで被災地を視察、被害の大きかった山間部に行くと崖という崖は総崩れ、土石流に押し流された家屋や土砂につぶされた家屋、浄水場等悲惨な状況が目に入りました。道路周辺にある崖崩れ現場(高さ100Mから300M)の整地作業が急ピッチで進められていました。加藤さんからは最後に、3日分の水と食料品、トイレットペーパー、その他の防災グッズを家庭に準備するようにとのアドバイスを頂きました。

(報告 名取保代)